風力発電のキャパを削減。中国の太陽光発電市場盛況の裏側

中国の風力発電

中国の風力発電

中国、北京。 世界最大の二酸化炭素排出国である中国は、停滞する風力発電所を電力網の電源に接続し、風力発電の発展の衰退をくいとめる試みを進行しているらしいのです。

グリッド・エネルギー調査機関の副局長であるジャン・リーピン氏は、1月10の電話インタビューで、実際の接続の割合を明かさないままに、「電力網の会社による努力によって、事態は回復に向かっています。」と述べています。

また、ブルームバーグ新エネルギーファイナンスの調査委員長のジュン・イン氏は、メールでのインタビューで、「中国において風力発電による電力創出は、送電網へ供給されるエネルギーが多大であるため、それを制御する容量に限界があり、政府が新たなプロジェクトを推進することはなかなかされてきませんでした。風力発電の電力供給量は停滞しており、今年は10%へと落ち込むとみられ、2011年の25%よりかなり減少することとなる。経済的なインセンティブ(奨励金)の欠如が電力会社に再生可能エネルギーの取り入れへのやる気をなくさせており、それは、会社側へよけいなコストや労力がかかるにも関わらず、それへの対価が得られない事を意味するのだ。」と語っています。

今週始めに中国のエネルギー本部は、ホームページ上で、化石燃料への依存を増やす事なくエネルギー生産を押し進めるために、中国は今年新たに、水力発電を含む再生可能エネルギーの電力供給量を49ギガワット増やす計画であることを発表しました。

気になる<風力発電の伸び>は?

ブルームバーグの新エネルギーファイナンス部の担当者によれば、中国で昨年度に設置された風力発電所の電力は16.4ギガワット分増加しているものの、一昨年の増加分に比べると20%も減少しているようです。今年度の風力発電所の設置はNEAの1月8日付の発表によれば16.3ギガワットと予測されている。しかしそれは、政府が掲げている18ギガワットの設置目標と比べると、低い数字だ。

イン氏は、「風力発電の目標はブルームバーグの新エネルギーファイナンス部の予想より大きい。なぜなら政府によって言及されたプロジェクトは必ずしも、その立案と接続行程が同じ年におこなわれていないためです。また、太陽光発電の2013年の目標はわれわれの3.9〜7.3ギガワットという予想をはるかに上回るもので、中国政府の国内の太陽光発電の市場を拡大させ、その製造業者たちをサポートしていくというつよい決心を示しているのです。」と説明しています。

世界最大のソーラーパネル製造会社のサンテック・パワーホールディングス社のニューヨーク取引におけるシェアは、2012年で31%減少し、同じ時期にトゥリーナ・ソーラー有限会社のシェアも35%へっている。
しかし、サンテックは中国が今年の再生可能エネルギー目標の発表をした1月8日から、20%回復し、トゥリーナは22%増加している。

市場は電力取引制限、電力送電網の障壁、取り付け可能な屋根のすくなさ、プロジェクトの質の問題等があるために、市場の拡大は政府が期待するよりも時間を要すことになりそうです。

<訳者あとがき>
太陽光発電のソーラーパネル市場で拡大をつづける中国ですが、その分風力発電の開発にいたっては停滞がつづいているようです。とはいえ、政府が掲げている再生可能エネルギー目標は決して低いものではありません。様々な再生可能エネルギーを一定の割合でふやし、市場を拡大するためには、まだまだ時間がかかりそうです。

参照:http://www.renewableenergyworld.com/rea/news/article/2013/01/china-working-to-cut-idled-wind-farm-capacity

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